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料理

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20数年間の独身時代のうち、私が包丁を持ったのは、小学校時代の調理実習と兄弟ゲンカ(!)のときのみ。

料理は、調理されたものを買ってきて食べるだけ、という生活をしていました。

そんな私も、婚約し、専業主婦の道へ。

「さあ一ヶ月後から実家を出て、同居生活!」とうきうきしていていると、父が一言。

「料理はできるのか?」

はい、まったくできません。彼に作った料理は、スーパーで買ってきたとんかつをオーブンに入れたものと千切りをされた状態で売っているキャベツ、お味噌汁の元とサトウのパックご飯。

「君の作ったとんかつ定食、美味しいよ。」

と大喜びで食べてくれた彼。「俺の彼女は料理上手だ。」と、翌日フェイスブックに書き込みをしていました。

「離婚した夫婦達に、その理由を聞くと、同居をしてみると予想と違う所があって幻滅してしまったという答えが多いんだぞ。」

普段は寡黙な父の言葉はぐさりときました。

ならば、理想と現実のギャップを埋めるまで!

そう決意し、私は母に料理を教わることにしました。

母は専業主婦歴十数年の、いわばプロ主婦。

かたや私は、砂糖と塩の区別が最近ついたレベル。

そんな母の講座という名の修業を経て、1ヶ月が過ぎ、私は

「問題解決!」

と意気揚々と同居生活をスタートしました。

それから3カ月。

彼はツイッターに

「妻の料理に満足。」とつぶやいてくれました。

私の包丁は相変わらず(ほとんど使用していないので)綺麗なままです。

お総菜は買ってきたものばかり。(お米はたくようになりましたよ!)

母は、1ヶ月の間、私に調理法ではなく、献立の組み方と買ってきたお惣菜の活用方法をみっちり教えてくれたのです。

たとえば

1日目ポトフスープ(大きく切った状態の、たまねぎ・にんじん・じゃがいも・鶏肉などをコンソメで煮たもの)を買ってくる。野菜を食べる。

2日目ポトフスープの鳥肉を取り出し、小さめに手で裂いて、買ってきたサラダに混ぜて、チキンサラダにする。

3日目具がなくなっているポトフスープの中に、買ってきた温泉卵とミニトマトを入れて冷やす。温泉卵とミニトマトを平皿にとって、スープを軽くかける。

というように、「作る」のではなく、「献立を回す」のです。

このやり方、おすすめですよ。

ホタテ貝柱のコンフィ

ホタテ貝柱のコンフィを作りました。

コンフィとは、フランス料理の調理法。

私はずっと、小麦粉を食材につけて焼くものだと思っていたら、違ったんです。

Wikipediaによると「各種の食材を風味よくし、保存性をあげることのできる食材に浸して、調理した食品の総称のこと」。

肉には油脂を、果物には砂糖を使って調理するのがスタンダート。

ガチョウ・豚肉・七面鳥の肉の脚に塩とハーブをまぶして油脂の中で低温で加熱して、そのまま冷やして、凝固した油脂のなかで保存するものだそうです。

カロリーたっぷりですね。

おそらく、腐りやすい肉をどう保存するか昔の人が考えた知恵なのでしょう。

今は冷蔵技術が発達しているし、肉も丁度良い食べごろで常に食べることが出来るので、ハーブも必要ないのでは?

高カロリーなコンフィって、現代においてわざわざ食べるにはどうなのかな?

と思っていましたが…美味しいんです。

ハーブも風味づけにあった方が、なおよし。

ホタテ貝柱のコンフィには、貝柱に塩コショウをして小麦粉を薄くつけたものを、オーブンで火を通した玉ねぎの上にひいて、さらにクレソンをかけます。

クレソンは生の状態。

これにドレッシングをかけます。

マスタード・バルサミコ酢・塩コショウ・オリーブ油。

バルサミコ酢をコメ酢でオリーブ油をサラダ油で代用したところ

「ぱっとしない味…」

になりましたが。

本来のレシピどおりに作ると、絶賛してもらえました。

ホタテ貝柱ってそのままで充分美味しいので、間違いのない味になります。

焼くだけだから見た目が華やかな割に簡単なんです。

お客様が来たときは、ドレッシングさえ用意しておけばOK。

コンフィを作っている間に、お湯をわかしてパスタを茹でます。

ホタテ貝柱のコンフィと味が重ならないように、パスタはトマト系にすることが多いです。

おすすめなのは、トマトと大葉を使ったパスタ。

油もお肉も使わないので、ヘルシー志向の女性には喜ばれます。

そして、メインに、ローストビーフや、キッシュ、ラザニアをどんっと出します。

コンフィとパスタの組み合わせは、私の中で鉄板です。

よかったら、みなさんも作ってみてくださいね。

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